こんにちはPhです。

今回は、実は恐ろしい貝毒についてお伝えします。

4~5月は潮干狩りのシーズンですね♪私も何度か子供と行き、とても楽しい思い出です。しかし、気をつけたいのがアサリ、ムラサキガイ、ホタテガイなどの二枚貝が持つ

「貝毒」(ノ゜⊿゜)ノ

貝毒といっても、二枚貝自身が毒素を作り出すわけではありません。光や水温などの環境変化によって有毒の植物プランクトンが発生すると、これを食べた二枚貝が毒素を蓄積し、その毒化した貝を食した人に食中毒をもたらすというものです。麻痺性の貝毒、下痢性の貝毒があります。

アメリカやニュージーランドでは、口内のしびれや運動失調などの障害を招く神経性の貝毒も発生するようです。

記憶喪失をもたらす恐ろしい貝毒も存在します。これもまた海外ですが、1987年に奇妙な食中毒が発生しました。ムラサキガイを食べた人たちに記憶喪失、痙攣、昏睡などの症状があらわれ、患者107人のうち3人が死亡したのです。調査の結果、植物プランクトンが作るドウモイ酸が毒素だと判明しました。

幸いなことに、1987年以降、記憶喪失性貝毒による食中毒は起きていませんが、こうした様々な貝毒が厄介なのは、毒化した貝を外見から見極めることはできず、一般的な調理加熱では毒素は分解しないという点です。日本では、麻痺性貝毒と下痢性貝毒について規制値があり、毒化した貝は市販されることはありません。しかし、潮干狩りで採った貝などは出荷規制の対象外です。なので、厚生労働省や自治体のホームページで調べることが大切です。

楽しい潮干狩りのためにも皆さん是非とも「貝毒情報」「貝毒検査結果」で検索してから出発してくださいね♪🚙