グルタチオン点滴
グルタチオンは、体内に存在する強力な抗酸化作用をもつタンパク質で、人間の身体をさびつきから守ってくれる代表的な物質です。
しかし、加齢や紫外線などにより活性酸素が増えると減少していきます。
日本では既に40年以上も前からグルタチオンを自家中毒、つわり、妊娠中毒、薬物中毒、慢性肝炎の治療に使用していました。
現在アメリカでは、パーキンソン病に対する効果で注目されており、パーキンソン病の機能改善と病状進行の遅延を目的として多くの施設でこのグルタチオン点滴療法が行われています。
その他、抗がん剤の副作用による指先のしびれ(末梢神経障害)、閉塞性動脈硬化症など様々な疾患の治療に使われています。
※パーキンソン病について
日本では、人口10万人当たり約100人、65歳以上になると人口10万人当たり約200人のパーキンソン病の患者さんがいると推定されています。
パーキンソン病の発症する年齢のピークは、50歳代後半から60歳代です。
典型的な症状は、動作緩慢(無動)・手足の震え(安静時振戦)・筋肉のこわばり(筋固縮)・姿勢の異常などです。
パーキンソン病に対するグルタチオン点滴療法を日本で実施している施設はまだまだ少ないですが、通常のパーキンソン病に対する治療薬が効かない症例に対しての臨床試験も行われており、症例によっては非常に効果が認められています。
副作用もほとんどなく、パーキンソン病患者にとって一度は、試みるべき治療法と考えられます。
アンチエイジング・肝斑・色素沈着・皮膚炎・急性および慢性湿疹・アレルギー・
喘息・慢性肝疾患における肝機能の改善・晩期妊娠中毒・パーキンソン病・
抗がん剤に対する神経障害・閉寒性動脈硬化症・薬物中毒・角膜損傷の治癒促進